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群馬県立自然史博物館


GUNMA MUSEUM OF NATURAL HISTORY

群馬県立自然史博物館 Gunma,JAPAN(2005年10月)


群馬県にある自然史博物館で、荒俣宏氏が監修する企画展開催中と聞き(2005年11月27日まで)、さっそく行って参りました。

リンク: 群馬県立自然史博物館ホームページ

 

1996年にOPEN。9年前に建ったとは思えないほど、奇麗な博物館。

もみじ平総合公園内にあり、あたりには体育館、美術館、ホールなどが並んでいます。

車が一番良いのでしょうが、それ以外だと最寄り駅からレンタル自転車なんていうアクセス方法も。

 

今回は企画展込みで、入場料は大人700円。中学生以下は無料。

オシャレな告知バナ−と、最初ギョッとした、立て看板。まずは氏と一緒に記念写真を撮りましょう。


  


正直、全然期待していなかったので、常設展示の迫力にかなり圧倒されました。面白い博物館です。ここ。

写真は、一部映像を除いてOKとのこと。偉い。もちろんフラッシュを使わずに撮りました。

まずは人類の進化を確認しつつ、常設展示場へ。



遺跡を発掘する様子が、ガラスの下で展開されているという、珍しい展示。


  


こちらは、地球の時代と名付けられたエリア。天井が高い。

なんとティラノザウルスは、時々動くのです(恐竜ロボット)。なかなかの迫力。


  

  


左の写真は、3匹の子供恐竜が「母ちゃんメシ!」と叫んだ瞬間、時間が止まってしまったようです。


  


この博物館がタダモノではない点は、ビジュアル的に時々とてもユーモラス(な展示)に仕上げてあるところ。

まずは、筋肉予想図と恐竜の卵の中身の立体復元。こういうのって、あまり見かけません。


  


 木にもたれかかって立つクマと、馬上から人が弓で狩りをしている様子・・・の骨格。


  


お尻コレクションと、キノコあれこれ。


  


群馬の自然と環境エリアは、緑豊かな展示。水槽では本物の魚が泳いでいます。



2階のダーウィンの部屋も、かなり面白い。まずはダーウィン御本人による説明から。(これまた動くロボット。)

古き良きヨーロッパの博物館(ウィーン自然史博物館あたり)をイメージしているのでしょう、

木製の部屋から、格調高き博物学ワールドの雰囲気が漂って来ます。

(こちらの博物館、おすすめ!→ リンク: ウィーン自然史博物館ホームページ(英語))

 

剥製を目の前でじっくりと観賞する機会も、そうそう無いですしね。

引き出しを自分で開けて見る(中が展示ケース)という趣向、子供達に人気でした。


  

  


剥製動物用、義眼コレクション。



アクティブな剥製達。ハブとマングースは闘い、カメレオンは虫を捕まえ・・・。


   


 常設だけで、かなりお腹いっぱい状態。この時点で、2時間経過。

中庭に、雰囲気の良さそうなレストランがあったっけ・・・と行ってみましたが、

混んでる!値段が高い!(カレーが880円〜1100円)内容が!対応が!で、せっかくの楽しい気分が・・・。

 

気を取り直して、午後は企画展へ。

日本大学の学生さんとのコラボレーションだそうです。

リンク: 日本大学藝術学部「ニッポン・ヴンダーカマー 荒俣宏の驚異宝物館」のページ

 

 凝った入場ゲート。ほとんど1人で制作した(学生さんが発泡スチロールで)のだとか。素晴らしい。


  

  

これまた学生さんが造ったというキマイラ(合成生物)と、天井の巨大ワニ。←こちらも1人で制作したと聞きました。


  


ヴンダーカマー・博物学の部屋は、博物館の倉庫風展示。

並べ方には苦心したそうです。展示物が皆、挑戦的にこっち(観客)を見ています。

 

ところで、ヴンダーカマーって何?

ヴンダーカマーwunderkammerとは、大航海時代にヨーロッパの王族貴族がつくった知的好奇心と驚異の陳列室である。

(ホームページより)

そういえば荒俣氏の著書に「アラマタ珍奇館―ヴンダーカマーの快楽」という本がありますね。


  


現在では、ワシントン条約違反として輸入が許されないであろう珍奇グッズは、こちら。(コレクターの部屋)

自然界のホンモノを使った造形物は、やはり迫力が違います・・・。


  

  


京都科学の造型物(って教材がほとんどですけど)は、やはり凄い。世界に誇る日本の技術。

リンク: 京都科学ホームページ


  

  

  


紙でつくられた模型。完璧です。その辺の手紙の裏などを利用したらしく、手書きの文字が透けて見えます。



薬屋の店頭にあったものコレクション。


  


荒俣氏の壮大な、博物アートコレクション。

同じ植物が題材であっても、描き手によって全く違う作品が生まれる。植物画っていいですね。



元々博物館って、昔はもっと怪しいところでしたよね?暗くて、ホコリっぽくて。

日本のヴンダーカマーという言葉から、いくつかの博物館を思い出しました。

国立科学博物館・本館にあった、干し首が展示してあった部屋とか。

新しくなる前の天理参考館とか。

(ガラスケース内ぎゅうぎゅうに珍奇なグッズ(各国の王様からのプレゼントとか)が並び、そこに手書きの説明が添えられていました。)

岡山 津山科学教育博物館は、現在も独走しています。(創設された方の体がパーツに分けて展示されている)

 

博物館が新しくなるにつれ、「珍奇」の匂いが少しずつ消えているのは、とても残念。

もっともっと怪しい展示が見たい!是非、続編をお願いします。

 (2005年10月)

 

追記: 上記の恐竜コーナーで一部ジオラマを造った方のページを発見。本職は鍼灸師で、初代ウルトラマン世代なのだそうです。↓

リンク: 荒木一成の立体恐竜ギャラリー 群馬県立自然史博物館のお仕事

 

神奈川県立近代美術館・葉山館で現在開催中のシュヴァンクマイエル展(2005年11月6日まで)で見た、

博物誌シリーズ(骨などを使った立体コラージュ)も、是非、上記のサル頭骨飾り付きの隣に並べて頂きたい。

リンク: 神奈川県立近代美術館・葉山館ホームページ