
台湾の他の地方都市に比べると、人がそう親切なわけでもないし、物価は高い。
そんな大都会の一角にこんな面白い珍スポットがありました。
ガイドブックには、
成功中学(男子高校)の中にある昆虫科学博物館なので、 生物の先生の了解を得る事としてあって、ちょっと面倒かなと思ったりもしたのですが、
まわりの男子生徒などに聞きつつ進むと案外スムーズに到着しました。
生物の先生も親切です。
かなり古びた標本がずらっと並ぶ展示室。
手書きの分布図などと共に、大量の蝶の標本が整然と並べられています。
え、この先まだまだまだまだ続くの!?
そう、ここは並みの博物館ではなかったのです。
どうやってこれだけ大量の標本コレクションを作り上げた??
一人で?(書かれた文字は
同一人の物らしい)何年かかった???などとあまりの量の多さにド肝をぬかし始めます。
もちろん内容の充実度も天下一品。
蝶の個体のサイズがどんどん大きくなって行き、終いには馬場の両手サイズぐらいのものまで。
それも羽根が七色に光ってたりして。
こちらも小指の先サイズから大手のひらサイズ、七色から枯れ葉に擬態したものまで様々です。
ぞぞっと背筋が寒くなる巨大ナナフシ。巨大昆虫の数々。カラフルな南方の特殊な虫。
蟻、蚊、カナブン、かぶと虫、クワガタ、てんとう虫、あぶ、 ゴキブリ、米くい虫、寄生虫・・・・と
無いものは無い
のでは????でもって今これらが全部生存してたらこの場で失神間違いなしです〜。
隠し事の嫌いな(?)中華系の方々。もちろん奇形、変種コーナーもしっかり設けてあります。
雌雄同体、左右の羽の大きさが不揃いなもの、足が多い少ない etcetc・・・。かなりの量です。
以下の写真は左から、カナブンを宝石にしたもの、巨大バッタの模型、
相撲取りの顔を背中に持つ虫、変種の蝶です。

ラストに待っていたのが蝶の部屋。
昭和40年代テイストでファンシーな雰囲気あふれるその部屋は、 天井、電灯、ガラス、クッション、すべての模様が蝶(本物)で出来ていたのでした。
壁にかけてあるミレ−風の絵やバンビちゃんのイラストまでもが、蝶の羽を刻んで貼り付けられたもの。 電灯等の熱で、どれもパリパリしてます。


いくら台湾が昆虫の宝庫とはいえ、今後このような博物館が新たに生まれることはないでしょう。
昆虫科学博物館よ永遠なれ!(1999年1月)