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スーパー結婚式場テーマパークと言っても過言ではないでしょう。

名前を耳にしたことはあっても、足を踏み入れた人は少ないと思われる東京のスーパースポット。

見どころは多数あるのですが、有名なところでは豪華なトイレ、天井、壁面彫刻、庭の滝、というところでしょうか。

創業者が美術品コレクターでもあったため、中に立派な美術館もあります。

残念:平成13年6月30日をもって、美術館は閉館したそうです。


エントランス左手にはまず、
オール螺鈿(らでん)細工のエレベーター。

これで3階の美術館へと向かいます。入場料は500円。日本画興味な〜いと仰る方も、ま、行ってみてください。

展示場出口からの階段、これが実に素晴らしいのですよ。



    



ミュージアムショップで2万円のグラスなどを眺めた後は、再度エントランスへ。

これでもか!とばかりの見事な壁面彫刻の応酬に、

早くもお腹いっぱいになりつつ、両側に水の張られた荘厳にして重厚な道を進むと、

前方に門が(これはかなり笑える)ド〜ンと現れます。



     



  左右には金細工の
神輿(みこし)

壁上部には龍と虎の見事な彫刻。

そのまま雅叙園名物のトイレへどうぞ。

ここがトイレだとはなかなか気が付かないらしく、多くの人が通り過ぎてしまいます。

高級料亭のようにも見えますし。

入るとまず、赤い橋。川が流れ、魚も泳いでいます。

個室は充分すぎるくらいに広く、天井画も楽しめます。

喫煙コーナーもドレッサーも充分に用意されています。

華やかで、このまま出たくない〜と思わせる楽しいスペース。

事実、女性トイレは常に順番待ち。



  



式場へと続くメインスペースには、金のシースルーエスカレーターと、

主に新郎新婦専用となる金のエレベーターがあります。

それを囲むように”風と共に去りぬ”(今なら”タイタニック”か?)気分を味わえる回り階段も用意されています。



    



以前訪れた時は、ここで、打ち掛け、青ドレス、白ドレス、と

三種三様の花嫁さんが色んなポーズで立っている素晴らしい光景を眼にしました。

この日は会えずじまい。(仏滅だったもので)

親戚の皆様が、立て札(○○様御一行)とを持った係員の後ろを一列になって移動する、という

ちょっとおマヌケな姿も皆無。残念。

2階以上は、結婚式関係の方々のもの。

私ら素人が踏み込むわけには・・・なんて殊勝なことは考えずに、

金のエスカレーターに乗ってドンドン昇りましょう。

各階でお姉さんに挨拶されますが、ま、軽く会釈して、あちこちジロジロみましょう。

”鑑賞しに来たのだ”という態度を取れば大丈夫。のはず。美術品ですから。

しかし残念ながら、やはり式に参加した人のみが入ることが出来る部屋も多数あるようです。

4階の閉まったガラス扉の向こうには、欄間彫刻、黒漆らでん造り、天井、壁面彫刻が部屋いっぱいにせめぎ合う

怒濤の部屋が、かすかに見えます。眼を細めてどうぞ。



    



久々に訪れてまず驚いたのは、我々を含め、結婚式とはな〜んの関係もなさそうな人が多数うろうろしていること。

あまりに浮いても何だろう、と思い、我々は一応マシな格好をして行ったのですが、

豪華な雰囲気に全く臆することなくジージャンズや古着ピープルがうろうろしていました。何故?


七五三シーズンでもあり、一張羅の子供を滝や豪華階段前に並べ、一心不乱に撮影しまくるおと〜さんも多数。

これは無料にして豪華な背景を!という素晴らしいアイデアと言えるでしょう。

ちなみに駐車場は時間700円もしますが、入場料と思ってガマンガマン・・・。

施設で5000円以上使わないとタダにはなりません。


滝を中心に構成された日本庭園は、散歩することも可能です。

庭歩き、と言うよりは軽い山登りに近い道を進むと、矢印と共に胎内くぐりの文字が!

やっぱり宗教施設が!との期待をあっさりと裏切ってくれたそれは、

張りボテの短い洞窟をくぐるとそこは滝の裏側だった〜という悲しい結末でした。ホント、くぐるだけ。

そのまま降りて行くと滝の前に出まして、あ〜高価な錦鯉ってこういうのを言うのね、って感じの

丸々太った色とりどりのお魚さんたちが優雅に泳いでいらっしゃいます。

それにしても古い遺産はブチ壊してでも新しい建築物を!との風潮だったバブル期、よくぞここまでオリジナルを生かした建物が造られたものだ、と

今さらながら感心させられます。

旧館から装飾品をはずして持って来るだけで、どんなに手間がかかったことか。

各地に散らばる”バブルの塔”は、みんなで目黒雅叙園をリスペクトしましょう。(1999年10月)