マンダレーで1時間ばかり余裕が出来たので、
地球の歩き方に載っていたマッサージセンターに行ってみることにしました。
運ちゃんがあちこち聞いてようやく探し当ててくれて、 ここ、と指差したのをみて・・・え?
下町のド真ん中の木造一軒家。 まわりにはニワトリが走り、洗濯物がはためいています。
2階には鉄格子がはめられており、そのスキマから数人の美女が見えます。
入り口ではこれまた美女が洗い髪の最中。
一階の暗がり(土間)には、たて膝の老婆。
これってもしかして違う方のマッサージでは??う〜む。
でも、ここだここだ、靴脱いで2階へどうぞ、と促されるまま上がっていくと、
明るい2階には10組ほどの花柄の布団が並べられ、 まわりに元気でニコニコしたお姉ちゃんたちが5人ほど待機していました。
奥の方では、おじさん達がタバコを吸いながらマッサージを受けています。 壁にはアイドルポスターやカレンダー。
うちの子供たちも、マッサージというものを是非体験してみたい!というので、 部屋に入るなり揃って布団に横になると・・・
キャ〜〜〜ッとお姉ちゃんたち爆笑の渦。
まさかこのチビッ子たちもマッサージ受けるの〜っと聞かれた(予想)ので、 イエスと答えると、これまた大爆笑。
ちょっとちょっと日本のチビッ子が来てるわよ〜ってな感じで、 婆ちゃんやら兄ちゃんやら色んな人々が次々と集まってきて、 さかんに頬ずりしたり、キスしたり大変な騒ぎ。
こうなると子供たちは完全になすがままのオモチャ状態で、 マッサージなのか愛撫なのか何だかわからないボディタッチと、キスの嵐に合っています。
さて、肝心のマッサージは、と言うと、彼女らの名誉にかけて断言しましょう。すごく上手です。
マニキュアをしたお姉ちゃんの細い指が凝った部分のすみずみにまで入り込み、 本当に丁寧に体全体を揉みほぐしてくれます。
マッサージの最中に、カセットをかけて皆で歌ったり、テレビを見て笑ったり、おしゃべりしたり、 まあ、かしましいことこの上なし。
何とも言えない楽しい1時間でした。
後半はプロレス技を思わせる背骨矯正タイムに入り、首がボキッ背骨がグキッ。
終わったあとみんなで記念写真を撮り、日本のガイドブックに載ってたよ〜っとページをみせると、 キャ〜〜私が写ってる〜〜っとこれまた大騒ぎ。
ずっとこのままの雰囲気でありますように!(2000年1月)