ワインレベンパーク


DER WEINREBENPARK(ぶどうの庭) Dietikon,Switzerland(2001年8月) 


珍スポキングの称号を送りたい、この物件。

Bruno Weberブルーノ・ウェーバー)(1931年生まれ)というスイスの芸術家がつくった一大庭園です。

芸術家らしく、とにかくまとまっている。

見事な巨大作品。全体のバランスが絶妙。

庭園もしくは公園なんていう言葉の範疇は確実に超えてます。

 

このウェーバーさん、なかなかの著名人らしく、近くのホテルや高速道路などの装飾も手掛けている模様。

経済的にも潤ってる感じがするもん。

グッズや家具の販売もありました。

 

とにかく広い敷地です。迷子になる。

メインのタワーが22メートル。

庭園から建物の中からこれでもかこれでもかとブルーノ翁の妄想が迫ってくる。ああ頭グルグル。


 

 


入り口から↓こんな感じですから。

キリンはFRP製。他のはコンクリ、金属などなど。ありとあらゆる様式と素材が詰まってます。

建築はもちろんのこと陶芸、絵画、石彫、板金に至るまで、オールマイティ。

おお、まさしくスーパー芸術家。

各国でお馴染み(?)の大口開けたお顔の門もいくつかあります。やっぱ門は大口で無いとね!


  

 


微妙に東洋イメージ満載アンド炸裂。

特に細い眼がお気に入りの御様子。


 

 


1962年頃から奥さまと共に作り始めたとのこと。

やっぱ芸術家は周りの理解あってなんぼですから。

庭園、建物内、ありとあらゆるところに装飾(妄想)が。


 

 

 

 

最もフォトジェニックな、池にかかった2本の蛇の橋

太鼓橋なんて目じゃない急勾配ぶり。

子供がひーひー言いながら降りて来ました。

デートの余興に登った男性なんて泣きそうな御様子。


 

 


緑いっぱいの庭園を歩いていると、木影から突然こんなのが現れます。

どれも2階建てのビルくらいある・・・。

 


ここはトイレ。

さすがスイス?トイレの水道の水(飲料可)が物凄くおいしかった。


この敷地内のどこかに、ウェーバーさん一家が住んでらっしゃるとか。

これぞ夢の大邸宅

入口では普通に子供たちのガーデンパーティーが行なわれてました。

やっぱ日本も岡本太郎氏にこのくらいのもの作ってもらっておくべきだったね。

つくりかけの工房も多数。

 

ウェーバーさんは今70才前半。

じゃ、あと20年はご健在だろうから(芸術家だもの)、まだまだ無限に増殖しますよ。

(2001年8月)


売店の絵葉書より。