長崎ランタンフェスティバル Part2
Nagasaki Lantern
Festival Part2
長崎ランタンフェスティバル
Nagasaki, japan(2005年2月)
長崎ランタンフェスティバル Part1の、続きです。
さて、中国雑技団をみたり、原爆資料館に行ったり、平和公園でポーズ決めたりしているうちに、暗くなって来ました。
うっ・・・。人混みが邪魔をして、停車場についても、なかなかチンチン電車から降りられない状態・・・。増えてる増えてる。
近くのおじさんが、一番雰囲気が良いよ!と教えてくれたのは、館内町周辺。
江戸時代、唐人屋敷を中心に中国人居留地として独自の文化を築いたエリアです。
リンク:長崎散策 館内町周辺
土神堂、天后堂、観音堂、福建会館が点在しています。
それらを順番に巡って赤いロウソクを立ててお祈りしましょうというロウソク祈願スタンプラリー(500円)なる催しがありましたが、
参加すると、各お堂で行列しなくてはならないので、あきらめました。
路地に灯がともって、風情がありますね。
これは飛馬(ふぇいま)。天馬のこと。天上にすむという神話上の獣。
才気あふれ、大胆で抑制されない、自由奔放で、何ものにもとらわれることのないたとえとされています。
こちら、湊公園会場です。あー人がどんどん増えてきましたー。迷子の嬌声がー。
ホントは昼に撮ったランタンを、夜にも撮って比べてみよう!という趣向だったのですが、とーんでもない。
ただ、人波に流されるだけ・・・。
オブジェを撮ったつもりが、知らないおじさんの顔アップ写真になってたりしました。
あの豚サマたちは?
ロウソクの光に囲まれた、より怪しげな雰囲気の中、人々をじっとみつめています。
昼間は哀愁を帯びた悲しい眼の動物たちだったのに・・・。一斉に険しい顔付きになったような・・・.
まさしく生命の灯がともるって感じですか。
龍の皆様も、動き始めました。って、本当に電動で動いたら、もっともっと面白いのになあ。
今にも飛んで行きそうなんですけどね。
孔雀、まばゆいばかり。右の写真は、本年度のメインオブジェとされている金鶏報暁(きんけいほうぎょ)。
そう。毎年、干支がモチーフになっているのです。中国の干支は日本と同じ。高さは約8メートル。
金鶏が暁を報せる様子を描いてます。中国の故事を元に構成されました。
石(室)に乗っている鶏(吉)は家庭に幸せが満ちる吉祥図。鶏は文、武、勇、仁、信の五徳を持つと言われています。
牡丹は冨貴のシンボルで公鶏が鳴くのは功名につながります。
数字の五はラッキーナンバーで、五羽のヒナを見守る鶏は、子供達が立派に出世するように生きる道を教えています。との説明あり。
さあ、そろそろ、帰ろうか・・・と駅にたどりついたその時。
あれは何だ!の声。人々、走る走る。お、むこうから光の使者がやってくるぞ。
デコレーション電車だ!マニア蒼然!
さすがにお客さんは乗っていない模様。乗ってみたかった。
デコ電車がこれ一台っていうのが、かなり惜しいですねー。出来れば、全車両に装飾をほどこして欲しかった。
ティッシュのお花で飾られたお花電車でもいいから。
確かに、友人が言った通り、一日で主な会場を巡ることが出来ました。
もちろん、昼よりは、夜、すべてのランタンに灯がともった時が見どころ。
しかーし、その時間帯になると、とても自由に飲み食いしながら、そぞろ歩きなんて出来ない(人混みで)。
いや、もちろん、裏路地なら、幾らでも自由に歩き回れますよ。
あと、イベント会場が点在していて、イベントを見るためには、時間にあわせて移動しなくてはならないのも大変でした。
中国雑技団、舞台まわりの人だかりで、足しか見えなかった・・・。
路上大道芸のように、あちこちで小さい催しをやってくれた方が楽しめたかなー。龍踊りや獅子舞が見られなかったのも心残りです。
ま、いくつか難はあるにせよ、長崎という街の特性を活かした、素晴らしい祭だと、思いました。
あとは、怪我人が出ない事を祈るだけ・・・。
さらにパワーアップして、巨大な龍の山車・・・は無理でも、電車、バス、タクシー全部をデコカーに!
高さ20メートルの巨大仏ランタン登場!光背が電動で点滅し、七色に光ります!
さらには、パレード参加の人々も、全員七色点滅の光背せおってます!なんて企画が生まれたら、是非、再訪したいと思います。
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(2005年2月)